2010年5月12日水曜日

Ubuntu ウンコ色からの卒業

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なんだかさみしい

Ubuntu 10.04 LTS(Long Term Support)がリリースされた。

目を引くのは、新しく追加されたデスクトップテーマ、AmbianceRadiance だろう。


洗練された感あり、オレは Radiance を選択する。

9.04 から 10.04 にアップグレードするのは、まだ先になるだろうけど、VirtualBox のゲスト OS として試すことはできるので、いくつかの点をメモ。

Guest Additions のインストール

VirtualBox のゲスト OS として導入した際にやっておいた方がよいことだけど、まず何よりも、VirtualBox 自身をアップグレードする必要があった。

Ubuntu 10.04 は Alpha 3 から試し始めたけれど、VirtualBox 2.2.4 では、インストール初期段階の使用言語選択以降、インストールが進まなくなってしまうのだ。

ということで、これを機に、2.2.4 から 3.1.6 にアップグレードを行った上で、Ubuntu 10.04 Alpha 3 以降を試すことになった。

従来だと、ゲスト OS ウィンドウのメニュー[デバイス]-[Guest Additions のインストール]を選択した時点で、Guest Additions の iso イメージが自動的にマウントされていたが、そうではなくなった。

また、Guest Additions インストール用のシェルスクリプトを実行する前に、いくつかのソフトウェアパッケージ(Linux カーネルヘッダー等)を事前に導入しておく必要があったけど、今回その必要はなかった(標準で導入されるようになったのかな)。

以下、実行例(iso イメージのマウントは、Ubuntu メニュー[場所] を選択すると、[VBOXADDITIONS_3.1.6_59338]が一覧に存在するので、それを選択)。
$ cd /media
$ ls
VBOXADDITIONS_3.1.6_59338  floppy  floppy0
$ cd VBOXADDITIONS_3.1.6_59338/
$ ls
32Bit                         VBoxSolarisAdditions.pkg
64Bit                         VBoxWindowsAdditions-amd64.exe
AUTORUN.INF                   VBoxWindowsAdditions-x86.exe
VBoxLinuxAdditions-amd64.run  VBoxWindowsAdditions.exe
VBoxLinuxAdditions-x86.run    autorun.sh
$ sudo sh ./VBoxLinuxAdditions-x86.run
[sudo] password for tiger:
Verifying archive integrity... All good.
Uncompressing VirtualBox 3.1.6 Guest Additions for Linux.........
VirtualBox Guest Additions installer
tar: 記録サイズ = 8 ブロック
Building the VirtualBox Guest Additions kernel modules
Building the main Guest Additions module ...done.
Building the shared folder support module ...done.
Building the OpenGL support module ...done.
Doing non-kernel setup of the Guest Additions ...done.
Starting the VirtualBox Guest Additions ...done.
Installing the Window System drivers
Installing experimental X.Org Server 1.7 modules ...done.
Setting up the Window System to use the Guest Additions ...done.
You may need to restart the hal service and the Window System (or just restart
the guest system) to enable the Guest Additions.

Installing graphics libraries and desktop services components ...done.

フォントどうしよう

Ubuntu 10.04 の日本語環境で、標準のフォントとして導入されているのは Takao フォントで、IPA フォントから派生した高品質フォントなんだけど、VL ゴシックフォントに慣れ親しんだオレとしては、VL ゴシックに変えざるを得ない。

「/etc/fonts/conf.avail/69-language-selector-ja-jp.conf」の修正例:VL *ゴシックの優先順位を Takao *ゴシックよりも上にする。
...
    <match target="pattern">
        <test qual="any" name="family">
            <string>sans-serif</string>
        </test>
        <edit name="family" mode="prepend" binding="strong">
            <string>VL Pゴシック</string>
            <string>Takao Pゴシック</string>
            <string>IPA Pゴシック</string>
            <string>IPA モナー Pゴシック</string>
            <string>UmePlus P Gothic</string>
            <string>梅Pゴシック</string>
            <string>さざなみゴシック</string>
            <string>東風ゴシック</string>
        </edit>
    </match>
以下、フォントファミリー「monospace」「GothicBBB」の箇所についても同様の修正を行った。

修正後、「ttf-vlgothic」パッケージを導入する。

ホームディレクトリ配下の日本語名ディレクトリどうしよう

どうにもやりずらかったりするので、日本語から英語に変更。
を参考。

タイトルバーボタンの位置どうしよう

慣れる気がしないので従来の配置に変更。
を参考。

~/.profile に記述した LD_LIBRARY_PATH の設定はどうなった

次の設定を試してみたが、
# set LD_LIBRARY_PATH
if [ -d "$HOME/lib" ] ; then
    export LD_LIBRARY_PATH="$HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH"
fi
まだ有効にならないようだ。

そこで、
に記載の次の改善策を試してみたところ、うまくいくようになった。ナイスです。
$ echo STARTUP=\"/usr/bin/env LD_LIBRARY_PATH=\${LD_LIBRARY_PATH} \${STARTUP}\" | sudo tee /etc/X11/Xsession.d/90preserve_ld_library_path

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