2011年1月13日木曜日

Ubuntu から Windows 7 で共有設定されたプリンタに接続しようとしてうまくイカない場合

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つながらないでゲソ!

大晦日の夜に年賀状の作成を始めた。卯年用の素材は既に用意しておいたので、後はそれを印刷して、ちょこちょこ何か書いて完成である。作成する枚数も少ないので、多少酔っ払っていても大丈夫と踏んでいた。

Ubuntu でのプリンタの設定は、簡単だ。


オレはプリンタを所有する趣味はないので、ちょっと離れた所にある Windows 7(Home Premium 64 bit)PC に接続されたプリンタから印刷させてもらった。

LAN 経由で印刷する訳だが、昨年も同様なこと(Ubuntu 9.04 から Windows XP PC に接続されたプリンタで印刷)が難なくできたので、そのあっけなさに Ubuntu △と思ったことが、記憶に残っている。


SMB プリンタとして、smb:// 欄に「プリンタが接続されている PC の IP アドレス | ホスト名/プリンタ共有名」を入力し、次に進むと、プリンタドライバの選択になる。

プリンタは Canon MP960 というやつなので、それ用のドライバを選択すればいいのだが、一覧に該当するものがない。

Google 先生に聞いてみると、Canon PIXMA iP6700 がマッチするドライバということで、それを選択してみた(接続できた時、テストプリントした結果は良好だった)。

さて、実際の作業では、プリンタドライバを選択する前に、接続確認(接続ボタンを押下)をした訳だが、これがうまくいかない。

そもそも、Windows 7 PC がネットワーク上から見えない状態であり、また、さらなる問題もありそうなことが分かった。


多少とはいえ、酔いの回った頭での調べものは、まるではかどらない。また、年賀状にちょこちょこ書きながら、その行く年に思いを馳せるというのが、オレの想定した大晦日の夜であり、モニターの前で、クソが!と悪態をつきたかった訳ではない。

ということで、明けてから再開することにした。

Windows 7 PC がネットワーク上から見えないのは、ファイアウォール(インストールされていたノートンインターネットセキュリティのファイアウォール機能)がちゃんと働いていたからで、それをナニしてアレして、一時的に見えるようにした。

Ubuntu から接続確認を行うと、ログイン認証ダイアログが表示されるので、有効なユーザー名とパスワードを入力したが、再び認証ダイアログが表示されるばかりで先に進まない。

そこで、上記 Ubuntu 日本語フォーラムに記載の情報をもとに、Windows 7 PC でイカのレジストリ修正を行った。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa 配下の次のエントリの値を修正。
  • everyoneincludesanonymous: 0 -> 1
  • NoLmHash: 1 -> 0

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\LanManServer\Parameters 配下の次のエントリの値を修正。
  • restrictnullsessaccess: 1 -> 0

Windows 7 PC 再起動後、Ubuntu からの認証もパスし、テスト印刷了、本来の目的であった年賀状の印刷完了となった。

少し懐かしいというか、既視感があったのは、その昔、Windows NT 4.0 から Unix サーバ上の Samba で設定した共有ファイル領域に接続しようとして、有効なユーザー名、パスワードを入力しても、ログイン認証で弾かれてしまい、同様にレジストリの修正で対応したことがあったからだが、まあ、今回は Linux -> Windows でもあった訳で、時は巡るか?というようなことを考えないでもなかった。

確か EnablePlainTextPassword というような名前のエントリの値を修正することで接続できるようになったのだが、これは、つまり平文のパスワード送信を有効にした訳で、まずい対応ということになるけれど、当時はそういうことに、あまり気を止めなかったなあ、と新年早々過去に思いを馳せることになったでゲソ!

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